節分の時に豆の数や数え年を食べてもらい
豆まきの行事は、ひと通り終わったと思いますが
そもそも、なんで節分の際に鬼が来るのか
知っていますか?節分と鬼の関係性について
注目してみたいと思います。
節分にはなぜ鬼がでてくるか?その由来
節分の時期になると各家庭で
「鬼は外、福は内」と掛け声をして豆まきをしていますが
節分になぜ鬼が出るというのが素朴の疑問として多いと思います。
これには由来があり「鬼門」という言葉を聞いた事あると思いますが
節分には鬼門が関係しており節分の時期は旧暦で数えて
元旦の前日とされ、立春の前の日にあたり鬼門が発生し
鬼が災厄(さいやく)つまり災難などをもたらす為
新年を迎えるにあたって鬼門を含め鬼を封じ込めようという事が
由来で鬼がでてくる際に節分の豆まきの風習が
出来たとされているみたいです。
それは、赤鬼?青鬼?黄鬼?それぞれの役割
先程の鬼門からくるとされる鬼の色には
自分の中にある悪い心を取り除くとされる
意味や役割があるみたいで
節分に鬼役になっている方なら分かると思いますが
節分時の鬼のお面には、赤鬼、青鬼、黄鬼の面が
あると思います。
実はこの赤鬼、青鬼、黄鬼には分かりやすく言うと
- 赤鬼…貪欲、全ての悪心の象徴
- 青鬼…嗔恚(しんい)怒りの象徴
- 黄鬼…我執(がしゅう)我を通す象徴
というふうな役割とされる意味があり
豆を投げることで自分の悪い心や
怒っている貧祖な自分の姿、我を通す傲慢な自分の部分を
鬼に照らし合わせているとされています。
他にも緑鬼は不摂生、黒鬼は愚痴を表すみたいです。
豆を投げられるのは痛いかもしれませんが
みんなの願いを叶えるためにも鬼役の方は頑張りましょうね。
なぜ豆で鬼退治ができるのか?
どうして豆で鬼退治ができるかには
中国と日本の2つ説があり
・中国
古来中国の風習で節分とよく似た事が行われていたみたいで
節分の際に鬼に投げる豆には意味があり
豆=魔滅(まめ)に通じている由来があり無病息災を
願ったとされています。
・日本
京都の鞍馬(くらま)と言われる地域に
昔、鬼が出現した際に七福神で有名な毘沙門天が
鬼がでてきて困っていた方へお告げをし
鬼の目に大豆を投げつけたら鬼退治が出来た由来があります。
こちらも豆に意味があり
魔目(まめ)=鬼の目に豆を投げたとされます。
「魔目」「魔滅」豆=鬼と、どちらも同じ同音で
同じ意味を持っているというところから
豆で鬼退治ができるという事になったとされます。