不正アクセスの事例としては今や有名となってしまったYahooの不正アクセス問題。
不正アクセスの被害を受けた場合の対処法と未然に防ぐ方法、そして不正アクセスの手口についても知っておきましょう。
Yahoo不正アクセス事件
日本で一番有名なウェブサイトであっただけに、その利用者数も多く、誰もが関心のある事件になりました。
不正アクセスとはどういった被害があるのでしょうか?
不正アクセスによるデータの改ざん
例えば、自分の所有するパソコンに見知らぬ他人から、IDやパスワードを勝手に使用され、個人情報や自分のパソコンの中身を覗かれるという被害があります。
不正アクセスによってこの個人情報などを知られると、他人がログインしていても「所有者」としてパソコンが認識してしまうため、パソコンのパスワードを書き換えられたりします。
これにより個人を特定する「アカウント」の乗っ取りという被害にあいます。
不正アクセスによるデータの漏えい
データをまとめているデータバンクに不正アクセスされると、そこに保存してある全てのデータを閲覧、または持ち出す事が可能となってしまいます。
それらのデータを売買して、金銭等を得るという手口もあるそうです。
不正アクセス対策をしよう!
不正アクセスを未然に防いであなたの情報をしっかりと守りましょう!利用しているサービス、例えばYahooのIDやパスワードを他人に教える事は絶対にやめましょう。
パスワードを教える?そんなバカな事をするワケがないじゃないか?と思っている方も居ると思います。
でも忘れてしまうから…と思ってキーボードのすぐ近くにIDとパスワードを書いた付箋なんかを貼り付けていては意味がありません。
私の個人情報なんて悪用出来ないから私には関係ないなー!と思っている方も注意が必要です。
日本の国籍がある。というだけで利用価値がある。と判断する犯罪集団もあります。
またデータの漏えいに関しては、こまめにパスワードを変更する事が必要です。
その際はWEBサービスの方から必ずアナウンス等があるので見逃さないようにしましょう。
しかし、今回の不正アクセスでの事例であるYahoo事件では、更に困った事が起こっています。
不正アクセスYahoo事件の二次被害
『Yahoo事件の被害』を対策しましょう。という詐欺のメールです。
Yahoo不正アクセス事件が有名になってしまい、自分も可能性があるのでは?
と、思っている状態の人の元へ、このようなメールが届きます。
手口の内容としてはメール本文にあるURLへアクセスして、古いパスワードと新しいパスワードを入力する。
という簡単なもの。これは入力すればたちまち不正アクセスを行なっている第三者のパソコンへデータが送信されます。
対策のつもりが、被害を余計に大きくしてしまった……。これでは泣くに泣けません。
「怪しいな?」と思った時は、きちんとメールの送信元を確認する癖をつけましょう。
それだけで不正アクセスの被害を抑えることが可能です。