堀越二郎はジブリ映画「風立ちぬ」の主人公。
堀越二郎が登場する「風立ちぬ」は、
宮崎駿さんがモデルグラフィックスという雑誌で連載していた
漫画を元にアニメーション映画化となりました。
堀越二郎をピックアップした作品は書籍などでも沢山あり、
その名前をご存知の方も多数いらっしゃいました。
今回ジブリ映画になった事で、
日本のほとんどの人の記憶に残る人物となりました。
堀越二郎は零戦の設計者
堀越二郎は実在の人物で手がけた零式艦上戦闘機(零戦)は、
- 七試艦上戦闘機
- 九試単座戦闘機
- 零式艦上戦闘機
作品のあらすじは堀越二郎の10代~30代を中心に物語が進み、
実際に堀越二郎の遺族に了解を得て構成されています。
ポスターにある堀辰雄って?
堀辰雄さんは小説「風立ちぬ」の著者であり、ジブリ映画『風立ちぬ』は、
堀辰雄さんの小説の思想も盛り込まれています。
だからポスターは「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」となっています。
ジブリ作品は社会現象にもなる事がよくありますが、
今回の風立ちぬも、もう一度「戦争」というテーマに触れ、
見たひとの心に印象を残します。
また今作では『恋愛』というテーマにも触れていて、
ヒロインの菜穂子との恋…それも遠距離恋愛。
数回の手紙をやり取りするという、なんとも胸が苦しくなるような内容で、
観たひとの心を揺さぶります。
風立ちぬは、公開前から「予告」で既に感極まって、
涙してしまう人が続出…という話もうなずける内容です。
堀越二郎は群馬県出身の民間人ですが、
設計した零戦に搭乗した事は一度もないそうです。
堀越二郎の零戦(プラモデル)
有名な戦闘機としては烈風や雷電。
男の子ならゲームや漫画などで一度は聞いたことがある名前だと思います。
>>風立ちぬ エッチングモデルキット 1/144 九試単座戦闘機[エンスカイ]
戦後の堀越二郎は、その技術を日本初の旅客機YS-11にも残しました。
更に東京大学や防衛大学で指導にあたり、
今の飛行機時代の礎を築いだ人物です。
ジブリ映画『風立ちぬ』後世に残して伝えたい素晴らしい作品です。