スポーツオノマトペの効果を用いたスポーツは多岐にわたりあります。
スポーツオノマトペとして一番に名前があがる選手は?
それは日本人なら誰もが知っている長嶋茂雄さんです。
長嶋茂雄さんの名言は何もオノマトペ以外にも沢山ありますが(笑)
- 「ガっとボールが来たからスパーンと打ちました。」
- 「ヒュ!と来たら、そこをバシッと打ち返すんです。」
普通の人が言うとハテナ?な事でも長嶋茂雄さんが言えば、
何となく、本当に何となくですが、納得がいく気がします。
スポーツ界でのオノマトペは他にも有名なのは、卓球の福原愛ちゃん。
彼女のオノマトペもきっと聞いた事があるでしょう。
「サー!」と試合でも元気に声を出しています。
現在ヤンキースにチームを移り活躍しているイチロー選手も、
「フンー!」とバットを振る時にオノマトペを使っています。
一流スポーツ選手(トップアスリート)でオノマトペを使っている人は多数居ます。
オノマトペを使用するのにはちゃんと理由があります。
これまで紹介した選手達のように「声」を出す事によって、
緊張を解きほぐしたり集中する事が出来るようになります。
オノマトペの使い方として最近注目されているのは「声」がもたらすメカニズムが研究されているからです。
スポーツオノマトペを利用した具体的な例としてゴルフもあげられます。
ゴルフをやった事がある人は、スイングに知らないうちにスポーツオノマトペを使ってたりします。
このスポーツオノマトペ指導は、振りかぶる時に「スーーッ!」と言って、
ダウンスイングをする時に「ガアアアア!」と自分の出せる思い切りの良い声を発します。
ゴルフのオノマトペ「スーーッガアアアァアア!!」
何も言わない時よりもスイングの速度があがって、腰の回転が早くなり飛距離が伸びるということが実証されています。
精神力の闘いといわれるスポーツ、ゴルフでは『邪心』と呼ばれる存在があります。
(他にも色々な呼び名がありますが。)
この『邪心』がオノマトペを使うことによって無くす事が出来ます。
オノマトペは普段の生活でも利用されるので、それをスポーツに置き換えても何ら問題がなく、
口癖であったり特別な言葉を使うことによって、
精神力が勝負のアスリートたちの助けとなっています。