ちょっと変わってるけど無敗を誇る弁護士、
堺雅人さん演じる古美門研介。
この人物は勝つためなら手段を選ばない。
例えば罪に問われそうな証拠をもみ消し、
自分にとって不利な状況を作り出さない。
そんな弁護士がお送りしているこのドラマですが、
タイトルはリーガルハイというちょっと変わったものです。
もともとリーガルハイという言葉(英単語)は
この世の中にはありません。
一般教養として英語を学んだ人ならば分かると思いますが
リーガル(legal)という法律に関する
という意味の形容詞です。
この言葉に「ハイ」をプラスしたものだと
容易に推測することができます。
ではこの「ハイ」とは一体どういった目的で
つけられているのでしょうか?
この言葉を説明するためには
良く似ている言葉である「ランナーズハイ」
と呼ばれる言葉を例としてあげて考えて見ましょう
長時間走り続けるとだんだん気分が
高揚してくる現象(エンドルフィンによる作用)で
マラソン走者などに多く見られるのがいわゆる
「ランナーズハイ」というものです。
おそらく、この言葉と同じように
リーガル(Legal)をもじった結果
この形で落ち着いたのではないかと思われます。
それに今回使われている「ハイ」は
いろいろと考えられますが異常なまでの
陶酔状態を表しているというものが
意味としては一番しっくりくるように思います。
この「リーガルハイ」はタイトル負けしていません。
堺雅人さんの演技はとても特徴的であり
お得意の顔芸や独自の演技力から生み出される
雰囲気はまさに「リーガルハイ」そのものでしょう。
ですが、この言葉を文字で説明するのは少し大変です。
なので一度視聴してみることをお勧めします。
きっと古美門研介弁護士が繰り出す
巧妙というかみごとな滑舌で、
相手圧倒する姿は圧巻です。